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例えば、裏山の筍が食卓にあがる様な季節感

 極端に言うと、ある時にはあって、ないときにはない。というのが無農薬野菜です。

自然に沿って作らないと、「育たない、できない」ということが大前提の為、結果だけを追い求めて、この時期にこの野菜が欲しい、と思ったとしても、できないのです。

 あくまでも無農薬野菜というのはその時期、その年の天候や自然現象の結果であって、

ときに、雨が止まず種まきが一週間遅れただけで、その年人参が全く全滅したということが日常的に起こっています。

 こちらとしては、それでもなんとか安定してお届けをするために何軒かの農家さんと協力をして、そのようなときに乗り越えていく努力をしていますが、それでもある時期にはたくさんあるのですが、ない時期には全くありません。スーパーでいつでも買える、食べたい料理に合わせて使う野菜を買いに行くという生活での考え方を、変えて野菜に合わせてこの野菜でどういう料理をつくろう、ということをしていただけば、きっとなにか違う少し豊かな気持ちが膨らむのではないかと思うのです。

 土がついて、見た目は貧弱なときもありますが洗うと目を見張る白い秋の大根、

雨の少ない時期に苦労してそだったしわだらけの人参、どれもいとおしい野菜たちです。どうかよろしくおねがいします。同じように感じる方にお渡ししていきたいと、思って始めた仕事です。

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